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「下腹部がチクチクするけれど、大丈夫かな?」
「さっきからズキズキ痛む……」
「急にキューッと締めつけられる感じがして怖い」
妊娠中にお腹が痛くなると、痛みそのものだけでなく、
「この痛み方は危険なの?」
ということが気になりますよね。
インターネットで検索すると、
「チクチクなら大丈夫」
「生理痛のような痛みは注意」
など、さまざまな表現を目にすることがあります。
ですが、ここで最初に知っておきたいのは、
痛みの表現だけで原因や安全性を判断することはできない
ということです。
厚生労働省では、妊娠中の腹痛について、子宮の収縮や妊娠に伴う合併症だけでなく、子宮筋腫や卵巣の病気、便秘、尿管結石、虫垂炎など、さまざまな原因が考えられると案内しています。また、痛みが強い場合や続く場合は早めの受診が必要とされています。
この記事では、
- チクチクする痛み
- ズキズキする痛み
- キューッとする痛み
- 重い・鈍い痛み
- 刺すような痛み
など、妊婦さんが感じやすい表現ごとに整理しながら、**「痛み方+何を見ればよいか」**をやさしく解説します。
※この記事は一般的な情報です。妊娠週数や妊娠経過、既往歴などによって必要な対応は異なります。主治医や助産師から指示を受けている場合は、その指示を優先してください。
↓将来に備えて今から保険の見直しをされてはいかがでしょうか?
- 妊娠中の腹痛は「痛み方」だけで見分けられる?
- 「チクチクする」腹痛はどう考える?
- 「ズキズキする」痛みはどう考える?
- 「キューッと締めつけられる」痛みはどう考える?
- 「生理痛みたいに重い」はどう考える?
- 「刺すような痛み」がある場合は?
- 「お腹全体が痛い」と「一か所だけ痛い」は同じ?
- 痛み方より大切な「4つの見分けポイント」
- 痛みを「3つの言葉」で記録してみよう
- 痛みメモの具体例
- 「休めば治る」も一つの情報。でも安全の証明ではない
- 便秘やガスでも「チクチク・ズキズキ」する?
- 腹痛と出血が一緒なら痛み方だけで様子を見ない
- 強い痛みや胎動の減少を感じたら早めに受診
- 夜中の腹痛は「朝まで待つ?」と迷いやすい
- 「こんなことで相談していい?」と思ったら
- 市販の痛み止めを自己判断で飲まない
- よくある質問|妊娠中の痛み方Q&A
- まとめ|「どんな痛み?」の次に「どう続いている?」を見よう
妊娠中の腹痛は「痛み方」だけで見分けられる?
結論からいうと、
痛み方だけでは見分けられません。
同じ「チクチク」という表現でも、
一瞬だけなのか。
ずっと続いているのか。
右側だけなのか。
お腹全体なのか。
出血があるのか。
によって考え方は変わります。
反対に、違う原因でも似たような痛みを感じることがあります。
そこで、腹痛を感じたときは、
痛み方だけでなく、場所・時間・強さ・伴う症状をセットで見る
ことが大切です。
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「チクチクする」腹痛はどう考える?
妊娠中によく聞く表現の一つが、
「チクチクする」
という痛みです。
例えば、
「下腹部が針で軽くつつかれるような感じ」
「一瞬チクッとして消える」
「片側だけチクチクする」
という感じ方があります。
妊娠中は子宮が大きくなっていく過程で、その周囲の組織が引っ張られて、張りや痛みを感じる場合があります。厚生労働省の資料でも、子宮が大きくなることで靱帯が伸ばされ、お腹に張りや痛みを感じることがあるとされています。
ただし、
「チクチクだから問題ない」
とは限りません。
チクチクしたときに確認したいこと
例えば、
- 一瞬だけ?
- 何度も繰り返す?
- 同じ場所がずっと痛い?
- 動いたときだけ?
- 出血はない?
- 発熱や吐き気はない?
などを確認してみましょう。
軽くても繰り返す、徐々に強くなる、ほかの症状を伴う場合は産婦人科へ相談してください。
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「ズキズキする」痛みはどう考える?
「ズキズキする」という言葉は、
脈打つような痛み
を表すときによく使われます。
例えば、
「右下腹部がズキズキする」
「同じところが何度も痛む」
といった感じです。
この場合も、痛み方だけから原因を決めることはできません。
妊娠中の腹痛には産婦人科に関係するものだけでなく、便秘、尿路の病気、虫垂炎など、妊娠そのものとは別の病気が関係する場合もあります。
「片側だけズキズキ」にも注目
右側。
左側。
下腹部。
みぞおち。
など、
痛む場所
を確認してみましょう。
「右側が悪い」「左側なら大丈夫」という意味ではありません。
場所を覚えておくことが、医師へ相談するときに役立ちます。
例えば、
「妊娠18週です。今日の朝から右下腹部がズキズキします」
と伝えるだけでも、状況は伝わりやすくなります。
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「キューッと締めつけられる」痛みはどう考える?
「キューッ」と締めつけられる感じは、
子宮収縮などで感じることがあります。
その際、
お腹が硬くなっているか
にも注目してみましょう。
厚生労働省の資料では、子宮収縮に伴って下腹部が硬く触れることがあるとされています。また、それが切迫流産や切迫早産の初期症状となる場合もあるため注意が必要とされています。
「キューッ」が何度も来る場合は間隔も確認
一度だけなのか。
10分後にまた起きたのか。
一定の間隔で繰り返しているのか。
を確認してみましょう。
例えば、
15:05
15:22
15:39
15:56
のように記録します。
特に妊娠37週未満で、規則的な収縮や痛みが繰り返される場合は、自己判断せず産婦人科へ相談しましょう。
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「生理痛みたいに重い」はどう考える?
妊娠中に、
「生理が始まりそうな感じ」
「下腹部がずーんと重い」
と感じる方もいます。
こうした痛みも、
一時的なものなのか。
ずっと続いているのか。
波があるのか。
という違いがあります。
特に、
下腹部痛+性器出血
がある場合は注意が必要です。
こども家庭庁の母子健康手帳でも、腹痛や性器出血は、治療などの対応が必要な場合があるため医師等へ相談したい症状として示されています。
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「刺すような痛み」がある場合は?
「ピキッ」
「ズキン」
「刺されるような痛み」
という表現をする方もいます。
こうした鋭い痛みも、
動いた瞬間だけなのか。
じっとしていても続くのか。
どんどん強くなるのか。
によって考え方が変わります。
妊娠中だからといって、腹痛の原因がすべて子宮にあるわけではありません。
厚生労働省では、腹痛の原因として産婦人科以外の病気も挙げています。
強い鋭い痛みが続く場合は、早めに医療機関へ相談してください。
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「お腹全体が痛い」と「一か所だけ痛い」は同じ?
腹痛について相談するときは、
どこが痛いか
も大切です。
例えば、
- 下腹部全体
- 右下腹部
- 左下腹部
- おへその周辺
- みぞおち
- お腹全体
などがあります。
痛む場所だけで病気を判断することはできませんが、
「どこが痛むかわからない」
より、
「おへその右下あたり」
と伝えられれば、医療機関へ相談するときの情報になります。
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痛み方より大切な「4つの見分けポイント」
ここまで、
チクチク。
ズキズキ。
キューッ。
重い痛み。
刺すような痛み。
を紹介しました。
ですが、本当に大切なのはここからです。
腹痛が起きたら、次の4項目を確認してみましょう。
① 痛みが続いているか
数秒で消えたのか。
数分続いているのか。
何時間も続いているのか。
時間を確認します。
厚生労働省でも、妊娠中の腹痛について、痛みが強い場合や持続する場合は早めの受診が必要としています。
② 痛みが強くなっているか
最初は軽かったのに、
だんだん強くなる。
立っていられなくなる。
日常生活が難しくなる。
という変化がないか確認しましょう。
「我慢できるか」だけで判断するのではなく、
最初と比べて変わっているか
を見ることがポイントです。
③ 何度も繰り返しているか
一度だけではなく、
治ったと思ったらまた痛む。
一定間隔で痛む。
回数が増えている。
という場合があります。
そのようなときは、痛んだ時刻をメモしておきましょう。
④ ほかの症状がないか
ここがとても重要です。
腹痛だけではなく、
- 性器出血
- お腹の強い張り
- 破水を疑う水っぽいもの
- 発熱
- 下痢
- 嘔吐
- 普段と違うおりもの
- 胎動の明らかな減少
などがないか確認します。
こども家庭庁の母子健康手帳では、腹痛、出血、お腹の張り、発熱、下痢、強い便秘、普段と違うおりもの、吐き気・嘔吐などは医師へ相談したい症状として挙げられています。また、今まで感じていた胎動を感じなくなった場合は、すぐ相談するよう案内されています。
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痛みを「3つの言葉」で記録してみよう
腹痛が繰り返す方におすすめなのが、
「場所・感じ・時間」
の3つをメモする方法です。
例えば、
場所:左下腹部
感じ:チクチク
時間:14時ごろから10分ほど
これだけでも構いません。
さらに余裕があれば、
出血なし。
発熱なし。
歩いたあと。
休むと楽になった。
などを付け足します。
↓将来に備えて今から保険の見直しをされてはいかがでしょうか?
痛みメモの具体例
例えば、
10:15 右下腹部。チクッと一瞬。歩いているとき
14:30 下腹部全体。キューッとする。1分ほど
16:00 同じ痛みが再び。出血なし
という形です。
症状を記録しておくと、
「なんとなく痛かった」
という記憶だけよりも、医師や助産師に説明しやすくなります。
母子健康手帳でも、妊娠中の体調や妊婦健診の際に尋ねたいことを書き留めておくよう案内されています。
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「休めば治る」も一つの情報。でも安全の証明ではない
腹痛があったときは、可能であれば無理な活動を止めて休みましょう。
そのうえで、
「休んだら消えた」
「少し楽になった」
「変わらない」
「むしろ強くなった」
と確認します。
休んだら治まったことは医師へ伝えるうえでも役立つ情報です。
ただし、
「休んで治ったから絶対大丈夫」
とは言い切れません。
また繰り返す、ほかの症状が加わるなどの場合は相談しましょう。
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便秘やガスでも「チクチク・ズキズキ」する?
便秘や胃腸の動きなどによって腹痛を感じることもあります。
厚生労働省も、妊娠中の腹痛の原因の一つとして便秘を挙げています。
例えば、
食後に痛む。
お腹がゴロゴロする。
便が何日も出ていない。
ガスがたまっている。
排便後に少し楽になる。
といった場合は胃腸が関係している可能性もあります。
ただし、
「便秘だから産婦人科とは関係ない」
と自己判断する必要はありません。
母子健康手帳でも、強い便秘は妊娠中に医師へ相談したい症状の一つに挙げられています。
↓将来に備えて今から保険の見直しをされてはいかがでしょうか?
腹痛と出血が一緒なら痛み方だけで様子を見ない
たとえ痛みが、
「軽いチクチク」
程度だったとしても、性器出血を伴う場合は注意が必要です。
厚生労働省では、妊娠中の性器出血について、切迫流産・切迫早産や胎盤の異常などに伴う場合があるため、原因を調べる必要があるとしています。
痛みが軽いから大丈夫
ではなく、
「腹痛+出血」
という組み合わせで考え、医療機関へ相談しましょう。
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強い痛みや胎動の減少を感じたら早めに受診
こども家庭庁の母子健康手帳では、
- 出血
- 破水
- お腹の強い張りや痛み
- 胎動の減少
を感じた場合には、すぐに医療機関を受診するよう案内されています。
「ズキズキかキューッか」
という表現を考えることより、
強い・続く・ほかの症状がある
場合は医療機関へ相談することを優先してください。
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夜中の腹痛は「朝まで待つ?」と迷いやすい
夜中にお腹が痛くなると、
「病院も忙しいだろうし……」
「朝になったら電話しようかな」
と迷いますよね。
そのため、体調がよいときに、
- 産院の夜間連絡先
- 休日の連絡先
- どんな症状なら連絡するか
- 病院までの交通手段
を確認しておきましょう。
強い痛みや出血、破水を疑う症状、胎動の減少などがある場合は、朝まで我慢せず、産院の指示に従ってください。
↓将来に備えて今から保険の見直しをされてはいかがでしょうか?
「こんなことで相談していい?」と思ったら
「チクチクするだけなんですけど……」
「説明できるほど強い痛みではなくて……」
という場合でも、気になるなら相談して構いません。
電話では、
「妊娠○週です」
「○時ごろから右下腹部がチクチクします」
「10分くらい続いています」
「出血はありません」
など、わかる範囲で伝えましょう。
「チクチク」「キューッ」といった日常的な表現でも大丈夫です。
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市販の痛み止めを自己判断で飲まない
腹痛があると、
「いつも使っていた鎮痛薬を飲もうかな」
と思うこともあるでしょう。
ですが、妊娠中は薬の種類や妊娠時期によって注意が必要です。
国立成育医療研究センターの妊娠と薬情報センターでも、妊娠中の解熱鎮痛薬について個別の確認が必要な情報を提供しています。(国立成育医療研究センター)
妊娠前に使っていた薬であっても、自己判断で服用せず、医師・薬剤師へ相談しましょう。
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よくある質問|妊娠中の痛み方Q&A
チクチクするだけなら大丈夫ですか?
チクチクという痛み方だけで安全かどうかを判断することはできません。
続く、強くなる、出血などを伴う場合は産婦人科へ相談してください。
キューッと痛んでお腹も硬くなります
子宮収縮によってお腹が硬くなることがあります。
何度も繰り返す、規則的になる、痛みが強くなる場合などは妊娠週数にかかわらず相談してください。
右側だけズキズキします
片側の腹痛にもさまざまな原因があります。
痛む場所だけで自己判断せず、強い・続く・発熱や吐き気などを伴う場合は医療機関へ相談しましょう。
一瞬ピキッとしただけなら様子を見てもいい?
一瞬で消え、その後何もない場合は経過を見ることもあります。
ただし、繰り返す、強くなる、出血などが加わる場合は相談してください。
痛みが軽くても出血したら?
痛みの強さにかかわらず、妊娠中の性器出血は相談したい症状です。
自己判断で長く様子を見続けず、産婦人科へ連絡しましょう。
↓将来に備えて今から保険の見直しをされてはいかがでしょうか?
まとめ|「どんな痛み?」の次に「どう続いている?」を見よう
妊娠中に、
チクチク。
ズキズキ。
キューッ。
ズーン。
ピキッ。
といった腹痛を感じると、
「この痛み方は大丈夫?」
と調べたくなりますよね。
でも、本当に大切なのは、
痛みの名前を当てることではありません。
確認したいのは、
どこが痛い?
どのくらい続く?
何度も繰り返す?
強くなっていない?
出血や発熱などはない?
ということです。
厚生労働省では、妊娠中の腹痛には子宮収縮や妊娠特有の合併症だけでなく、婦人科疾患や便秘、尿管結石、虫垂炎など、さまざまな原因があるとしています。強い痛みや持続する痛みでは早めの受診が必要です。
また、こども家庭庁の母子健康手帳では腹痛や性器出血などを医師へ相談したい症状として挙げ、出血、破水、強い張りや痛み、胎動の減少では速やかな受診を案内しています。
だから、
「チクチクだからきっと大丈夫」
と無理に安心する必要も、
「ズキズキだから危険かもしれない」
と痛みの表現だけで怖がる必要もありません。
痛み方は、体から届いた情報の一つ。
場所や続き方、ほかの症状と一緒に見て、わからないときは医師や助産師へ相談する。
その考え方を知っておくだけでも、突然の腹痛に少し落ち着いて向き合いやすくなります。


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